【地方公務員が失敗しやすい起業】絶対にしてはいけない3つの起業失敗パターン

地方公務員から起業

地方公務員から起業する時の、失敗パターンはあるのでしょうか?

 地方公務員からの起業に限らず、「起業」において、してはいけないパターンは3つあります。

地方公務員が成功しやすい起業のページに、成功しやすい起業パターンを記していますが、逆に失敗しやすい起業とは何でしょうか。

答えは、下記の3つの起業パターンです。

それぞれ見ると、当然のことのように見え、「そんな起業の仕方はしないだろう」と思われるかもしれませんが、起業を思い立つときというのは、後から振り返るとおよそ冷静ではない場合も多くあります

例えば、起業に成功した知人・友人、テレビやYouTubeでの成功者を見て感化され、「自分も起業で成功したい!」と思い立ち、そこから生まれた情熱だけで走ってしまうケース。

このような場合、下記①~③のどこかに該当したまま、走ってしまうことも実際に見受けられます。

否定はしません。否定はしませんが、明らかに「失敗しやすい」ケースです。

今一度、下記①~③に当てはまらないかを見てみましょう。

特に③については、起業の成功の可否を決める最重要項目であり、冷静沈着な分析が必要です

①好きだと言えない分野での起業

好きだと言えない分野で起業する人なんているの?

好きだと言えない分野で起業ということも考えづらいかもしれませんが、

例えば、

「好きとは言えないが、稼げると聞いたから」

「好きとは言えないが、地方公務員時代の経験が豊富だから」

これらは、意外と考えなくもない話なんです。

思考回路としては、「好きだけど稼げない」、「好きだけど経験がない」よりはいいだろう!という回路です。

地方公務員が成功しやすい起業のページの中で、「地方公務員時代の経験を少しでも活かせる分野」と書きましたが、それは「好き」であることが大前提です。

どれだけ収益性が高い分野でも、専門性が高い分野でも、自分自身が心の底から「好き」と言える分野でなければ、起業後に必ず訪れる「壁」にぶつかった時や、売上が伸び悩んでしまった時等に、それらを乗り超えることはできないでしょう。

勢いで「始める」ことはできても、「続ける」ことのハードルに確実にぶつかることになります。

人生を懸けられるほど「好き」であることが重要です!

②専門性が高くない分野での起業

繰り返しになりますが、地方公務員が成功しやすい起業のページの中で、地方公務員から起業する時、必ず考えるべきこととして「地方公務員時代の経験を少しでも活かせる分野を選択すること」と書きました。

逆に言うと、地方公務員時代に経験がまったく無いような分野での起業は、この②に該当することになります。

でも、地方公務員が成功しやすい起業に書いていた「士業」は、普通は経験ないですよね?

確かに「士業」の経験は普通ないですよね。

この点については、「専門性を高められる基礎があるか」で考えるとよいです。

つまり、

士業の具体的業務についてまったく経験がなくても、法律を読むこと自体の経験値が高ければ、起業後の努力次第で専門性は高められます

地方公務員として一生懸命仕事をしている人なら、法律を読むことの専門性は高いと認識していいです。その点は、自信を持っていいです!

そこに加え、国家試験に合格できるだけの勉強量があれば、その時点で専門性を高められる基礎はできています

専門性を高められる基礎さえ備えていれば、「失敗しやすい」のエリアからは脱せられます

もちろん、

地方公務員時代に全く経験がないが、「やってみたいこと」に挑戦するパターンの起業は、現実にあります。

当然、私はそれを否定することはできません。

私の市役所の隣町の役場にいた30代の元職員は、何の経験もないところから「焼き鳥屋さん」になりました。

コロナ禍も乗り越え、地元で大変繁盛しているそうです。

地方公務員からの起業事例で最初にご紹介したYさんも、最初から専門性があったわけではなく、自らスクールに通って専門性を身につけてから起業しました。

ただ、専門性がないことは「失敗しやすい起業」になってしまいやすく、リスクがあるという認識は必要です。

そこは、十分に考えて行動しましょう。

③マーケットがない(需要がない)分野での起業

言うまでもなく、起業の成功のためには、事前のマーケティングが必須です。

マーケティングの詳細については書籍も動画も無数にありますので書きませんが、

つまりは、

しっかりとした商圏の設定、競合他社の分析、マーケット(需要)調査、計画的な商品の販売戦略等ができていなければ、どんなに「好き」で「専門性が高い」としても、失敗しやすいということになってしまいます。

特に、地方公務員の方にとっては、このマーケティングこそ「未知の分野」であり不得手である可能性が高いです。

まずは、マーケティングの関連書籍を読み込み、学習しましょう。

マーケティングとは何かを理解することが第一。

その上で、自分の起業プランで、狙うべきマーケット(需要)をしっかりと見定めましょう

マーケティングは、自分の経験から言うと、起業準備の中では一番大変でしたが一番楽しかった作業です。

本気で取り組めば取り組むほど、ワクワクするものがあります。

 まとめ

つまり、『好き』かつ『専門性が高い(高められる基礎がある)』かつ『需要がある』分野でなければ失敗しやすいということです。

 どれか一つでも欠けている又は不充分であると感じる場合は、じっくりこの3点を整えてから動きましょう。

白い部分での起業では「失敗しやすい」ということに…!

※なお、ここに書いた3点を全て備えていたとしても、個人的に「飲食業界」はあまりおすすめできません…これは単純に、失敗例の方を多く見ているからという理由です。

コロナ禍や食中毒等のリスクが大きいこと、立地条件に大きく左右されてしまうこと、大手チェーン等の競合が強敵であること等、成功のハードルが特に高いことを、実際の事例から感じます。

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