民間へ転職した成功事例~やりたい仕事をする充実感と、収入増の両方を手に入れた話

地方公務員から民間

 転職全般に言えることですが、何をもって「成功」とするかはその人と場合によりますが、特に地方公務員から民間への転職で考えた場合は、「収入増」がひとつの大きな指標なのかと思います。

 ただ、もう一つの成功指標として、収入増のほかにも仕事に対する「充実感」というものがあると思います。

 収入が地方公務員と同程度以下だったとしても、「やりたい仕事ができているか」「最高の仲間と仕事ができているか」「人の役に立つ満足感を得られているか」などの基準です。

両方の指標を、転職時点においてパーフェクトに達成できるのは、現実的に難しいと思いますが、今回は、「収入増」「充実感」の双方を実現した事例をご紹介します。

Mさん(元市役所職員)

現在は大手自動車メーカー勤務・管理職・40代

※地方公務員からの転職は30代

 彼は、管理者の元同僚で、大変優秀で頭の良い職員でした。

 工学系の大学院を出て、始めはプラントメーカーに就職しましたが、当時の家庭の事情があって地元の市役所に入庁。

 産業振興や法人市民税の担当をしている中で、「地元経済を活性化するためには、もっと企業誘致が必要で、地元雇用を生み、納税をしてもらわなければならない」と考えるようになり、様々な企業を調査し始めたことが転職のきっかけ。

 「自分自身が大手企業に入り、そこからの立場で地元に貢献できることを探したい。」という、本当にスマート過ぎる理由で転職していきました。

 市役所に残っていれば、確実に現在は課長補佐職で活躍している頃ですが、いつの日か必ず、この地元に関連企業を引っ張ってきて、地元経済の活性化に寄与してほしいと思います。

 年収は、市役所時代の最後が30代後半なので、推定年収550万円程度。転職直後はわかりませんが、現在では、地方公務員がどれだけ時間外勤務をしても届かない年収があるそうです。

 それよりも、今の仕事に対して誇りをもち、イキイキと生きているという感じが羨ましいところです。

 転職するべきか悩んでいた時もあったでしょうし、転職直後には苦しい思いもあったと思いますが、本当に「転職の成功」というのは、長期戦で捉えるものだなと感じさせられます。

 彼の転職に関する情報収集や自己分析などには、かなり早い段階から転職エージェントを活用していたということです。

 転職活動に関しては、本を読むより、ネットを見るより、エージェントをうまく利用するのが最良と話していました。

Tさんの成功は、かなりスマートな事例かとは思いますが、これも実際にあった話です。

後日談ですが、転職エージェントを活用する前に、まず最初にするべきことのページにあることをきちんと整理していたということも、ご本人から伺っています。

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