いきなりそもそもの話になってしまうのですが、何をもって「成功」と言うのか。
実はこれ、なかなかに難しい問題だと思います。
年収が、転職前より少しでも増えれば成功?
目標だった資格を取得し、専門職に付ければ成功?
起業して、それが軌道に乗ったと思えたならば、成功?
それとも…
地方公務員さえ辞められればそれだけで成功(笑)?
成功の基準がそれぞれに違うことも踏まえた上で、私の思う転職成功者の共通点は以下の2つです。
①自分の転職の成功基準が明確であること
他のページでも書いていますが、転職は、それぞれに目的が違うので、それぞれの目的が達成できれば当然に「成功」なんだと思います。
だから、成功者の共通点は、まず第一に「自分の転職の成功基準が明確であること」です。
例えば、「年収も増やしたいし、自分がやりたい仕事をやりたいし、家族との時間も増やしたい。」という目的は、いかにももっともらしくてありそうな話ですが、これだけだと、目的が「明確」とは言えません。
これでは、年収が増え、自分のやりたい仕事ができたとしても、忙しくて家族との時間が減ってしまったとしたら「失敗」だと感じてしまいます。
端から見ても成功者と思える人は、自分の転職の目的と、いつまでに何を達成することが自分にとっての「成功」なのかを明確にわかっています。
だから、転職後も「現時点では成功とはまだ言えないけど、今後、あと何年後までにこれを達成できれば成功」という成功基準をはっきり持っています。
②転職前の情報収集を最大限に行っていること
①の「成功基準」をしっかり持っている人は、書籍、ネット(SNS含む)、各種ツール(転職エージェント、各種公務員講座、各種資格スクール等)からありとあらゆる情報を仕入れ、自分の実行しようとしている転職の難易度、実現可能性を客観的に見て、非常に現実的な成功基準を作っています。
ですから、第二の共通点を挙げるとすると、「転職前の情報収集を最大限に行っていること」になるかと思います。
私が、市役所総務課時代に社会人中途採用した職員で、入庁後に「この人は役所に入って本当に成功したと言えるなぁ」と思う人は、話を聞くと転職前に本当に驚くほどの情報収集と自己分析を行っていました。
これは全員に共通して言えることですが、転職先が民間だろうと公務員だろうと起業だろうと、転職を決意したら、とにかく情報収集を徹底的に行いましょう。
ネットでさらっと流して調べた程度の浅い情報収集では、自分にとっての成功は何なのか自体、はっきりと明確にできないと思います。
最後にまとめるならば、「最大限に情報収集し、自分の成功基準を明確にしていること」が、成功者に共通している点だと言えます。
極論を言ってしまえば、成功基準がありそれが一つとして達成できなかったとしても、転職にチャレンジしたこと自体が「成功」だと思えれば、それが一番幸せなのかもしれませんけどね!
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