一次試験を通ると、いよいよ面接試験のステージが訪れます。
転職(中途採用)の場合は、何よりまずこれまでの職歴についての質問が中心になりますから、はっきり自分がアピールできる価値を整理しておくことが必要です。
ものすごく単純化すると、公務員の中途採用で聞きたいことは以下の3点です。
●これまでの仕事でどんなことをしてきたか
●その経験を公務員という仕事でどのように活かしたいのか
●どんな仕事なら自分が活躍できると思うか
この3点は鉄板です。
面接官としては、これらはパーフェクトに答えられるようにしておいてほしいと思います。
上の3点に加えて、受け答えの際の姿勢や視線、入退室の仕方、声の大きさや話し方等、すべてにおいて高いレベルを見せることが、合格に近づく重要なポイントです。
※社会人経験者のカテゴリでは、求められるレベルも高いことを認識しなければなりません!
転職者の場合は、面接試験が初めてではないとしても、新卒採用の面接試験から時が経っているケースがほとんどでしょうから、それなりの事前対策をして、感覚を取り戻しておくことが必須です。
最終的な合格・不合格の判断は、一次試験と二次試験の点数を総合的に行うものですが、確実に二次試験の点数の比重の方が高くなります。それは、やはりどの役所も基本的には「人物重視」で人を採りたいと考えるからです。
特に、中途採用の場合は、場合によって(使えそうなら)それなりの要職に就いてもらいたいと思ってさえいますから、やはり、面接でその人物をできる限り知りたいと思って臨みます。
面接官に対し、
「この人ならうちの職場で活躍してくれそう!」
「この人と一緒に仕事がしたい!」
「この人なら、自信を持って理事者にも薦められる!」
などのことを思わせなければなりません。そのためには、やはり事前に面接試験に対する周到な準備が必要です。
とにかく、ポジティブな印象を与えることが大事です。
自分は陰キャだと思う人だって、この時ばかりはポジティブに!
ただし、これは無理して明るく振舞えということではなく、冷静な受け答えの中にも、決意と情熱を相手(面接官)に感じさせる必要がある、ということです。
私も面接官の経験がありますが、やはり事前にしっかり準備をしてきた方と、そうでない方の差を感じることが多くありました。「面接でもう少し印象が良ければ、採用したかったのに…」という人が何人もいました。
社会人経験者であるからこそ、大事なイベントに対する準備はしっかりしてきてほしいところです!
面接試験についても、各種の試験対策講座があります。近年ではオンラインで受講できるものもあります。そういった場の模擬面接等で訓練しておくことも、何も対策していない他の受験生との差別化につながります!
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